退職理由はどう伝える?本音と建前の使い分けと、そのまま使える例文集
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退職を決意したものの、次に悩むのがこれです。
「退職理由、正直に言うべき…?」
本音は「給料が低い」「上司と合わない」「残業がつらい」だったとしても、それをそのまま伝えていいものか。嘘をつくのも気が引けるし、かといって正直に言えば角が立ちそうだし。
結論から言うと、会社に伝える退職理由は「前向きな建前」が正解です。これは嘘やごまかしではなく、円満退職のための大人のマナーだと私は考えています。この記事では、その理由と具体的な例文を紹介します。
1. なぜ「本音」を言わないほうがいいのか
会社への不満を退職理由にすると、2つの問題が起きます。
- 引き止めの材料を与えてしまう。 「給料が不満」と言えば「昇給を検討するから」、「残業がつらい」と言えば「部署を変えるから」と、不満を解消する提案で引き止められます。こうなると断る理由を失い、話がどんどん長引きます。
- 残りの期間が気まずくなる。 退職を伝えてから実際に辞めるまで、通常1〜2ヶ月は同じ職場で働きます。不満をぶつけた相手と過ごすその期間は、想像以上に居心地が悪いものです。
一方、「新しい挑戦をしたい」という前向きな理由は、会社側に改善のしようがないため、引き止める余地がありません。円満に、かつ最短で話をまとめられるのです。
2. そのまま使える退職理由の例文
転職先が決まっている場合
「以前から興味のあった〇〇の分野に挑戦したく、転職を決意しました。この会社で学んだことを活かして、新しい環境で頑張りたいと考えています。」
転職先が決まっていない場合
「今後のキャリアを考え、〇〇のスキルを本格的に身につけたいと思い、退職を決意しました。一度環境を変えて、腰を据えて取り組みたいと考えています。」
家庭の事情の場合
「家庭の事情により、働き方を見直す必要があり、退職させていただきたく思います。」
家庭の事情や健康上の理由は、詳細を話す義務はありません。深く聞かれても「一身上の都合とさせてください」で通して問題ありません。
言ってはいけないNG理由
- 給料・待遇への不満(→引き止め材料になる)
- 特定の人物への不満(→改善案を出されるうえ、話が漏れると気まずい)
- 「なんとなく」「疲れた」(→「もう少し考えてみたら」と保留にされる)
3. 退職届に書く理由は「一身上の都合」だけでいい
口頭での説明とは別に、退職届に書く理由はもっとシンプルです。自己都合退職の場合、「一身上の都合により」の一文だけで構いません。むしろ詳細な理由を書くのはマナー違反とされています。
ただし一つだけ注意点があります。倒産やリストラ、退職勧奨など会社都合の退職なのに「一身上の都合」と書いてしまうと、自己都合退職として扱われ、失業保険の給付で大きく損をする可能性があります。会社都合の場合は退職届の提出自体が不要なケースも多いので、安易に書かないようにしてください。詳しくは失業保険の記事で解説しています。
4. 「本音の退職理由」は、次のキャリア選びに活かそう
会社に伝えるのは建前でいい。ただし、本音の退職理由から目を逸らしてはいけません。
給料が低い、評価されない、人間関係がつらい——その本音こそが、次の職場選びの最重要条件だからです。ここを曖昧にしたまま転職すると、同じ不満を抱えて同じ失敗を繰り返すことになります。
おすすめは、転職エージェントに本音をそのまま話してみることです。会社には言えない不満も、エージェントには正直に話してOK。むしろ本音を伝えたほうが、「その不満が起きにくい会社」を過去のデータから提案してもらえます。
在職中の転職準備の進め方は、転職エージェントの活用法の記事でも詳しく紹介しています。
まとめ:建前で円満に辞めて、本音で次を選ぶ
- 会社に伝える理由は「前向きな建前」が正解
- 不満系の理由は引き止め材料になるのでNG
- 退職届に書くのは「一身上の都合により」だけ
- 本音の退職理由は、エージェントに話して次のキャリア選びに活かす
伝え方が決まったら、あとは書類の準備です。当サイトの作成ツールを使えば、正しい書式の退職届・退職願がスマホから3分でPDF作成できます。「一身上の都合により」の定型文も自動で入るので、迷うことはありません。
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の状況に対する法的助言ではありません。 制度・法律に関する最新の情報は、公的機関の発表をご確認ください。



